バイクに乗りながら音楽を楽しみたいのなら、ヘルメット用のスピーカーがおすすめです。特別な加工を行う必要が無く、手軽に音楽を楽しめます。
スピーカーにも色々な種類があるので、目的に合わせて機能を絞り込むと、自分に合ったスピーカーを見つけやすくなります。例えば運転中に仲間との会話を楽しみたいなら、インカム機能がついているかを確認しましょう。
この記事では、ヘルメット用スピーカーの選び方と実際におすすめの製品を紹介します。
【この記事で分かること】
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道路交通法では、バイクの運転中に音楽を聴くことを明確に禁止していません。そのため、バイクで音楽を聴くこと自体は合法です。
ただし、大音量で音楽を聴くと周囲の状況に気づきにくくなり、事故のリスクが高まります。もしその状態で事故を起こした場合は、「安全運転義務違反」として罰則の対象となる可能性があります。
引用：道路交通法 | e-Gov 法令検索
また、道路交通法とは別に、各都道府県によってバイクで音楽を聴くことについて制限を設けている場合もあります。例えば東京都では、東京都道路交通細則によって以下のようなルールが定められています。
高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。
引用：東京都道路交通規則
これらのルールは音楽を聴くこと自体を禁止しているわけではありませんが、周囲の音が聞こえなくなるほど大音量で流すことは規制の対象になることを留意しておきましょう。
バイクヘルメットの耳の部分にスピーカーを設置すると、外への音漏れを気にせずに好きな音楽を楽しめます。バイクヘルメット専用のスピーカーも多く販売されており、付属のマジックテープを使えば誰でも簡単に装着でき、位置の調整も簡単です。
さらに、マイクが内蔵されたインカムタイプのスピーカーを使用すれば、バイクを運転しながら他の人と会話することもできます。
バイクヘルメット用のスピーカーを選ぶ際は、以下の項目をチェックしましょう。これらの要素を考慮することで、用途に合った最適なスピーカーを見つけやすくなります。
音質が良いスピーカーであれば、クリアな音を楽しめるだけでなく、周りの音や会話も聞き取りやすくなります。基本的に、スピーカーのドライバーユニットが大きいほど音質が良くなるとされています。
音質にこだわりたい方は、ドライバーユニットの大きさが40mm以上のスピーカーを選びましょう。
連続使用時間が長いほど、長距離のツーリングでも途中でバッテリーが切れてしまう心配が少なくなります。ツーリングでも使用するなら、連続使用時間が8時間以上あるものがおすすめです。
Bluetoothに対応したスピーカーであれば、コードをむき出しにせず安心して音楽を楽しめます。機種によっては曲の再生や停止といった操作もイヤホン側で行えるため、運転中にスマホを操作する必要が無く、落下や紛失の防止にも役立ちます。
快適に音楽を楽しみたいなら、Bluetoothに対応しているかも確認しておきましょう。
バイク用のスピーカーには通話機能が搭載されたタイプも多くあります。通話機能を使えばバイクに乗りながら友人や仲間と快適に会話できます。ただし、価格が高くなりやすいため、本当に必要な機能かどうか考えたうえで選びましょう。
価格が高ければ多機能で高音質なスピーカーが手に入りやすくなります。ただし、高い機種を選んでも使わない機能が搭載されていたり、操作が複雑だったりする場合もあります。また、高いスピーカーが必ずしも初心者に最適とは限りません。
価格でスピーカーを選ぶなら、他の項目とのバランスも見ながら検討しましょう。単純に音楽だけを聴きたいのであれば、スピーカー機能だけに絞った機種を選ぶこともおすすめです。
ここではこれまで紹介した項目を参考におすすめのスピーカーを5つ紹介します。音質、機能、価格など、それぞれの特徴を比較しながら、自分に最適な製品を見つけてみてください。
引用：製品紹介 イージーテック Easytech｜バイクヘルメット｜システムヘルメットの【ウインズジャパン】
ヘルメットに取り付けるエントリーレベルのスピーカーで、価格が1,500円（税抜）と手頃なことが特徴です。スピーカーはマジックテープで取り付けるだけなので、さまざまなヘルメットに対応しています。
一方、通話機能やBluetoothには対応していないため、バイクで音楽だけを聴きたいだけという人におすすめです。ほかにも初めてヘルメット用スピーカーを使う方やなるべく予算を抑えたい方にも適しています。
| ブランド名 | WINS JAPAN |
| 商品名 | Easytech |
| 価格 | 1,650円（税込） |
| 通話機能 | × |
| Bluetooth対応 | × |
| 連続使用時間 | – |
| ドライバーユニットのサイズ | 直径40mm 幅9mm |
SYGNHOUSEから発売されているコンパクトでBluetoothに対応したスピーカーです。2台のBluetoothデバイスに同時接続が可能で、連続12時間の音楽再生ができます
。
防水性能（IP67相当）を持つため、天候に関係なく使用できることも特徴です。取り付けが簡単で操作もシンプルなので、毎日の通勤から週末のツーリングまで幅広く対応します。
| ブランド名 | SYGNHOUSE |
| 商品名 | B+COM PLAY |
| 価格 | 12,980 円(税込) |
| 通話機能 | × |
| Bluetooth対応 | 〇 |
| 連続使用時間 | 最大12時間 |
| ドライバーユニットのサイズ | 直径40mm 幅10.5 |
DT-KIKUDAKEは、その名のとおり音楽を聴くことに特化したソロツーリング向けのスピーカーです。Bluetooth接続に対応しており、スマートフォンやGPSにも連携できます。
高音質なスピーカーユニットを搭載し、IP67の防水防塵性能も備えています。電池駆動なので、万が一電池が切れてしまっても電池を交換するだけですぐに使用を再開できます。音楽再生に特化した機能と使いやすさを重視する方におすすめです。
| ブランド名 | DAYTONA |
| 商品名 | DT-KIKUDAKE |
| 価格 | 17,050 円(税込) |
| 通話機能 | × |
| Bluetooth対応 | 〇 |
| 連続使用時間 | 12時間(単４乾電池１本) |
| ドライバーユニットのサイズ | 直径40mm 幅10mm |
通話機能を搭載したバイク用の高性能インカムで、最大6人までのグループ通話にも対応しています。ネオジム磁石を備えたスピーカーによるクリアな音質と最大24時間使用できる高寿命のバッテリーが特徴です。
操作性にもこだわっており、グローブをしたままでも簡単に扱えます。本体のフェイスプレートは交換可能で、ヘルメットのデザインに合わせてカスタマイズも可能です。グループでのツーリングを楽しむ方や高音質で多機能なスピーカーを求める方におすすめです。
| ブランド名 | SYGNHOUSE |
| 商品名 | B+COM Sb6xr |
| 価格 | 44,000円(税込) |
| 通話機能 | 〇 |
| Bluetooth対応 | 〇 |
| 連続使用時間 | 22時間(インカム通話) 24時間(音楽のみ) |
| ドライバーユニットのサイズ | 直径40mm幅10.7mm |
引用：SENA Bluetooth Japan公式サイト | 50S | 製品概要
最新の通信方式Mesh 2.0を搭載したバイク用の高性能インカムです。Harman Kardon製の高品質のスピーカーとマイクを搭載しておりクリアな音質と音声を楽しめます。こまかな設定はスマホアプリから手軽に行えるため、操作性が高く、自分好みに調整しやすいことも特徴です。
| ブランド名 | SENA |
| 商品名 | 50S QUANTUM |
| 価格 | 48,840円(税込) |
| 通話機能 | 〇 |
| Bluetooth対応 | 〇 |
| 連続使用時間 | 11時間(Meshインターコム) 12時間(Bluetooth) |
| ドライバーユニットのサイズ | 直径40mm 幅7.2mm |
バイクで音楽を聴くこと自体は違法ではないため、バイクヘルメット向けのスピーカーを取り付ければ手軽に音楽が楽しめます。
ただし、周囲の音が聞こえなくなるほど大音量で音楽を聴くことは、「安全運転義務違反」として罰則の対象となる可能性があるため、適切な音量で楽しむよう心がけましょう。
バイクヘルメット用スピーカーを選ぶ際は、音質や連続使用時間、価格といったさまざまな項目を見比べたうえで検討しましょう。
バイク用のスピーカーは今回紹介したもの以外にも多くの種類があります。気になる方は自分のバイクの使用状況や予算に合わせて、最適なスピーカーを見つけてみてください。自分に合ったスピーカーが見つかれば、より快適にバイクを楽しめるでしょう。
