2つ入るほどの収納スペースが設けられていることもありヘルメットはサイズが大きいため収納場所に困りやすいアイテムです。ヘルメットの収納先は、家のクローゼットや棚以外にもバイクのシート下やリアボックスに入れる方法があります。
一方、間違った方法でヘルメットを収納すると、ヘルメットの寿命を縮める原因になりかねません。ヘルメットの収納先を探しているなら、収納環境にもこだわりましょう。この記事では、ヘルメットの収納方法や保管時の注意点を解説します。
【この記事で分かること】
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自宅での収納とバイクでの収納、それぞれの状況に応じた最適な方法を紹介します。住まいの環境や使用頻度に合わせて、最適な収納方法を選びましょう。
自宅でのヘルメット収納には主に下記の方法があげられます。
いずれもヘルメットの使用頻度や部屋の広さ、インテリアとの調和など、状況に応じた方法を選ぶことが大切です。ここではそれぞれの収納方法の特徴を紹介します。
クローゼットや押し入れは多くの家にある収納スペースで、ヘルメットの収納先としてもおすすめです。いずれも扉が付いているため、ほこりがつきにくく長期保管にも適しています。
すでに多くの荷物が入っている場合は、ヘルメットに傷がつかないように段ボールや布で包んでおくと安心です。ただし、ヘルメットを頻繁に使用する場合、毎回取り出すのが手間に感じることがあります。
バイクに乗る機会が多い方は、クローゼットや押し入れの手前にヘルメットを置くか、後述する別の保管方法を検討しましょう。
棚やヘルメットハンガーを利用するのもおすすめです。ヘルメットをおしゃれに見せながら収納できるだけでなく、使用頻度が高くても取り出しやすいというメリットがあります。
また、バイクヘルメット用の専用品も用意されており、ハンガーのサイズや耐荷重を気にする必要もありません。これらのアイテムはバイク用品専門店やネットショップで購入できます。
複数のヘルメットを収納できるタイプや小物も同時に収納できるタイプなど、種類も豊富なため、気になる人は自分に合ったアイテムを探してみましょう。
バイクにヘルメットを収納すれば、外出先でも安心してヘルメットを保管できます。ここでは、主な収納方法と特徴を紹介します。
スクーターをはじめ、シート下に収納スペースが設けられた車種であれば、そのままヘルメットを中に入れて収納できます。特にビッグスクーターのようなバイクは、ヘルメットがます。
バイクにヘルメットの収納スペースが無い場合は、リアボックスを取り付けてその中に収納する方法がおすすめです。メットインやリアボックスはいずれも鍵がかけられるため、防犯性が高いこともメリットです。
ただし、リアキャリアがついていないとリアボックスが取り付けられないため、車種によってはほかの方法を検討する必要があります。
バイクの車種によっては、標準でヘルメットロックが付いている場合があります。これを利用して、ヘルメットをかけておくことができます。もし標準装備されていなくても、純正品のオプションや社外品のヘルメットロックが販売されているので、見た目を損なわずに一時的に保管することが可能です。
また、鍵付きのワイヤーロックを使って、ヘルメットをバイクに括り付ける方法もあります。
ただし、いずれの方法もヘルメットがむき出しの状態になります。屋外にバイクを保管している場合は、別の保管方法を検討しましょう。
ここではヘルメットを収納する際の主な注意点を紹介します。間違った収納方法でヘルメットの寿命を縮めないためにも、どのようなことに気を付けるべきか確認していきましょう。
ヘルメットを置く際に頭頂部を下にした状態で置いてしまうと、転がりやすく落下のリスクが高くなります。たとえ落下しなくてもシールドや本体に傷がつきやすいので、必ずヘルメットの裾部を下にして置くように心がけましょう。
また、万が一落下した時のため、床にクッションを敷いたりできるだけ低い段に置いたりしましょう。
ヘルメットを長期間使わない場合は、洗ってから保管すると、においや雑菌の増殖を防ぐことができ、次にバイクに乗るときも快適に使用できます。ヘルメットを洗う際は、外装を拭き掃除し、内装は取り外して洗濯用洗剤で手洗いしましょう。
また、濡れた状態のまま保管するとヘルメットの劣化やにおいの原因となるため、洗った後はしっかりと乾かしてから保管しましょう。その際はカバーやビニールをかけてから保管すると、長期間置いておいてもヘルメットにほこりが付きにくくなります。
ヘルメットを収納する際は湿度が高い場所、例えば物置や空調設備の無いガレージなどは避けましょう。バイクヘルメットに使用される衝撃吸収素材には発泡スチロールが含まれており、湿気の多い場所に保管すると劣化しやすくなります。
また、高温になるとヘルメットが変形する恐れもあるため、最低でも50℃以下の環境での保管が望ましいです。ヘルメットの劣化を防ぐためにも、できる限り乾燥していて風通しの良い場所での保管を心がけましょう。シールドを開けた状態で保管すると内部に湿気がたまらず、長期保管による劣化のリスクを抑えます。
ここではヘルメットの収納に関するよくある質問にお答えします。
ダイソーのフックやニトリのメッシュラック、棚でもサイズによってはヘルメットの収納に役立ちます。ただし、これらの製品はバイクのヘルメット専用に発売されているわけではありません。
ダイソーやニトリの製品をヘルメットの収納に使う場合は耐荷重に注目しましょう。バイクのヘルメットは基本的に2kg以内となっているため、耐荷重が2kg以上であるか確認しておくと安心です。また、棚を購入する際はヘルメットのサイズも事前に測っておくとスムーズに選べます。
出先でヘルメットを収納する場合、先述したメットインやリアボックス、ヘルメットロックを利用する方法があります。
バイクにヘルメットを残しておくことが不安であれば、ヘルメットバッグに入れて持ち歩く方法もおすすめです。これらのアイテムはバイク用品専門店で販売されているので、気になる方は確認してみるとよいでしょう。
スーパーカブやミッションバイクといったスクーター以外の原付は、収納スペースが無くヘルメットを収納できないケースが多いです。そういう場合は、リアキャリアにリアボックスを設置してそこに収納することも一つの方法です。
また、一時的な保管であれば、ヘルメットロックやワイヤーロックを使用するのも良いでしょう。これらの方法を組み合わせることで、収納スペースの無い原付でもヘルメットを安全に保管することができます。
バイクのヘルメットは、自宅だけでなくバイクにも収納できます。自宅であれば長期保管しても劣化しにくく、バイクに収納すれば出先でも安心してヘルメットを保管できます。
ヘルメットを収納する際は、ヘルメットの向きや保管環境にも気を配りましょう。間違った方法で収納してしまうとヘルメットの寿命を縮める原因になりかねません。ヘルメットの収納に悩んでいるなら今回紹介した内容を参考にし、適切な保管を心がけてください。