ヘルメットはバイクに乗るときに必ず着用する大切な装備です。国内外問わずさまざまなメーカーから販売されており、詳細な特徴もメーカーによって異なります。 ヘルメット選びに悩んでいるなら、まずはどんなメーカーがあるのか知っておきましょう。自分に合ったヘルメットを選びやすくなります。 ヘルメットメーカーごとの特徴は以下の表のとおりです。
| メーカー名 | 国 | 特徴 |
| Arai | 日本 |
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| SHOEI | 日本 |
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| OGK Kabuto | 日本 |
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| ZENITH | 日本 |
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| リード工業 | 日本 |
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| マルシン工業 | 日本 |
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| TT&CO | 日本 |
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| KOMINE | 日本 |
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| SIMPSON | アメリカ |
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| BELL | アメリカ |
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| AGV | イタリア |
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| HJC | 韓国 |
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| FOX | アメリカ |
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| NOLAN | イタリア |
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| LS2 | スペイン |
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| SUOMY | イタリア |
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この記事では、国内外の有名ヘルメットメーカー16社の特徴を一覧表で紹介します。 バイク用のヘルメットの選び方に悩んでいる方は、以下の記事でも詳しく紹介しているため、こちらも参考にしてみてください。
>>バイク用ヘルメットの選び方とは?選ぶ流れと失敗しないポイントを解説!
日本国内には、AraiやSHOEIをはじめ高品質なヘルメットを製造する有名メーカーが多数存在します。ここでは、国内の代表的なバイクヘルメットメーカー8社を紹介します。

Araiは世界的に高い評価を受けている日本を代表するヘルメットメーカーです。 Araiのヘルメットは、「Arai規格」と呼ばれる独自の安全基準を設けており、一般的な安全基準を上回る性能の高さが特徴です。その信頼性から多くのライダーやレーサーからも選ばれています。
また、高品質なライナーや通気性を意識した内部設計によって、街乗りからツーリングまで快適に過ごせます。 さらにユーザー一人ひとりの頭の形に合わせてサイズを微調整できるため、使い心地にこだわる人にもおすすめなメーカーです。

SHOEI(ショウエイ)は、1959年に設立された歴史のあるヘルメットメーカーで、厳しい品質管理のもと、日本国内で製造されていることが特徴です。 安全性に優れており、独自のエネルギー吸収ライナーや複数のレイヤー構造により、高い衝撃吸収性能を誇ります。さらに、高品質な内装材やベンチレーションシステムによって、長時間被り続けても快適性が損なわれません。
MotoGPをはじめとしたトップライダーもサポートしており、過酷なレース環境で培ったノウハウは製品開発に反映されています。ほかにもアクセサリーやリプレイスメントパーツも提供しており、購入後のアフターサービスも充実しています。

OGK Kabutoは、大阪で設立されたメーカーで、もともとは自転車用ヘルメットの製造を行っていましたが、現在ではバイク用ヘルメットも広く取り扱っています。
OGK Kabutoのヘルメットは安全性の高さが特徴で、高耐衝撃素材の採用や多層構造によって衝撃吸収性能が高められています。 デザイン性と実用性のバランスにもこだわっており、通気性の高い内部構造やスタイリッシュなデザインなども高く評価されています。価格が手ごろなモデルも多く、コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめのメーカーです。

引用:YJ-14 ZENITH | ヤマハ発動機グループ ワイズギア
ZENITH(ゼニス)は、ヤマハ発動機グループのワイズギアが展開するバイク用ヘルメットブランドです。 日本人の頭部形状に合わせた設計で、フィット感が高いことから長時間の使用でも快適な状態が続きます。
また、JIS規格やSGマークを取得しているため、安全性も保証されています。 ほかにもUVカットやハードコートシールド、エアベンチレーションシステムなど、多彩な機能を備えていることも特徴です。
ZENITHのヘルメットは、リーズナブルな価格設定の製品が多く、特にバイク初心者やコストパフォーマンスを重視するライダーに人気があります。 また、フルフェイスヘルメットからシステムヘルメットまでラインナップが豊富で、ユーザーの好みや乗っているバイクに合わせてヘルメットが選びやすいことも魅力です。

引用:STRAX SJ-4 ストラックス SJ-4|リード工業
リード工業(LEAD)は、東京都足立区に本社を置くヘルメットメーカーです。メーカーとしての歴史も長く、コストパフォーマンスの高いモデルを中心に高品質なヘルメットを提供しています。
また、多様なタイプのヘルメットを提供しており、オーソドックスなフルフェイスからアドベンチャーバイク向けのジェットヘルメットまで選択肢が豊富です。
ほかにもグローブやレインウェア、バイクカバーといったバイクに関連するアイテムも取り扱っており、多くのライダーから信頼されるメーカーとなっています。

引用:MS-340 JET|バイクヘルメットならマルシン工業株式会社
マルシン工業株式会社は、1962年からヘルメットづくりを行う日本のメーカーです。フルフェイス、オープンフェイス、ジェット、オフロードなどさまざまなヘルメットを製造・販売しています。 比較的手ごろな価格でありながら厳しい安全基準をクリアした高品質な製品を取り扱っており、コストパフォーマンスを重視するライダーを中心に支持を得ています。
また、デザイン性にも力を入れており、戦闘機のデザインをイメージしたヘルメットやレトロなデザインのヘルメットなど、おしゃれな製品が多いことも魅力の一つです。

引用:トゥーカッター SG/DOT メイプルグロー ブラックバイザー
TT&CO.は、1970年代のヴィンテージスタイルを取り入れたデザインが特徴です。そのため、アメリカンバイクやクラシックバイクに似合う製品が多く、雰囲気を重視するライダーを中心に人気があります。
一方、SG規格やDOT規格といった安全基準もクリアしており、安全性が十分に確保されていることも特徴です。 製品は東京都江戸川区のショールームで試着ができるほか、公式オンラインショップを通じて全国から購入することもできます。

引用:【コミネ公式】HK-170 FL フルフェイスヘルメット | KOMINE | KOMINE Online Store
コミネ(KOMINE)は、バイク用品メーカーであり、安全性、快適性、デザイン性に優れた高品質な製品を提供しています。
ヘルメットも取り扱っており、シンプルでスタイリッシュなデザインと多様なカラーバリエーションが特徴で、乗っているバイクのデザインやスタイルを選びません。デザイン性と機能性のバランスが取れた製品が多いため、さまざまなライダーの好みに対応できるブランドです。
また、ベンチレーションシステムや取り外し可能な内装により、快適性も兼ね備えています。
海外メーカーのヘルメットも高い人気を誇っています。ここでは、海外の代表的なバイクヘルメットメーカー8社をご紹介します。

引用:SIMPSON BANDIT Pro – トレーダーハウス株式会社
SIMPSON(シンプソン)は、ビル・シンプソンによって設立されたアメリカのバイクヘルメットメーカーです。特に「BANDIT」はシンプソンの代表的な製品であり、その特徴的なデザインは他のライダーと差別化したい人を中心に人気です。
安全性にもこだわっており、DOTやECElの認証を取得しているため、高い安全基準を満たしています。 シェル素材にはファイバーグラスやカーボンファイバー、コンポジット素材が使用されており、EPSライナーとベンチレーションシステムにより優れた衝撃吸収性と通気性が特徴です。
また、シールドや内装の交換ができるため、ライダーの好みや使用用途に応じた調整もできます。

引用:BELL HELMETS | BELL HELMETS
BELLは、歴史のあるバイクヘルメットメーカーで、世界初のフルフェイスヘルメット「BELL STAR」がよく知られています。現在でも多くの愛用者がいるヘルメットです。 レースに特化したモデルからツーリング向けのモデルまで幅広いラインナップをそろえており、シンプルながら機能的なデザインが特徴です。
技術面にも力を入れており、MIPS(多方向衝撃保護システム)や軽量素材の使用、エアロダイナミクスデザインなど、安全性と快適性を両立させるための技術を取り入れています。 そのため、伝統的なスタイルを好むライダーだけでなく、ヘルメットの機能性を重視するライダーからも高い人気を誇ります。

引用:K6 S JIST Asian Fit – SIC58 | AGV ヘルメット
AGVは、イタリア発祥のヘルメットメーカーです。1970年代にはモーターサイクルグランプリのトップライダーによって使用され、世界的に知名度が広がりました。
AGVのヘルメットは度重なる実験を通じて開発されたエアロダイナミックなデザイン、取り外し可能で洗濯可能な内パッド、広い視野を確保するバイザーなど、快適性と視界の広さが特徴です。これらの特徴により、長時間のライディングでも快適性が損なわれません。
その完成度の高さから、MotoGPのレジェンド、バレンティーノ・ロッシをはじめ、多くのプロライダーに愛用されています。イタリアンなデザインと高い機能性を求めるライダーにおすすめなブランドです。

引用:PRODUCTS – HJC Helmets Japan
HJC(Hong Jin Crown)は、1968年に韓国で設立されたバイクヘルメットメーカーです。 高性能な内装素材や高強度のファイバーグラスコンポジットシェルを使用した製品は、多くのライダーに愛用されています。
中でもRPHAシリーズは、機能性とデザイン性に優れており、HJCの象徴的な製品となっています。 また、MotoGPをはじめとする多くのレースイベントやプロライダーとのスポンサーシップ契約を結び、その高品質なヘルメットは世界中で評価されています。

「FOX」は、1974年にカリフォルニア州で設立されたアクションスポーツ用品ブランドで、オフロードバイク用ヘルメットも取り扱っています。
スタイリッシュなデザインと多用途性も魅力で、プロライダーやアスリートとのコラボレーションを通じて、多様なデザインの製品を提供しています。これにより、個性的でカッコいいデザインを求めるライダーからも人気です。
ヘルメット以外にも、グローブやプロテクションギア、アパレル、アクセサリーなども展開しており、トータルコーディネートを楽しみたいライダーにもおすすめのメーカーです。

引用:N70-2GT | ノーランヘルメット | NOLAN
NOLANは、イタリアで設立されたバイクヘルメットメーカーです。ほかのメーカーには無い斬新な色遣いやデザインが特徴で、国内外問わず多くのライダーから支持されています。
取り外し可能な内装や優れた通気システムにより、長時間のライディングでも快適に使用が可能。フルフェイスヘルメットやジェットヘルメットなど、さまざまな形状のヘルメットを取り扱っていることから、好みやバイクのデザインに合わせて選びやすく、おしゃれなヘルメットを探している人からも人気があります。

LS2は、安全性と快適性に優れたスペインのヘルメットメーカーです。国外メーカーでありながら、コストパフォーマンスに優れており、多くのライダーに支持されています。
比較的新しいブランドですが、その品質と価格のバランスの良さから、急速に人気を伸ばしているメーカーの一つです。 効果的な通気システムや高品質な内装素材、広い視界を提供するシールドなど、快適性にもこだわっています。

引用:S1-XR GP | SUOMY HELMETS JAPAN
SUOMYは、イタリア発のヘルメットメーカーで、MotoGPやWSBKといったレースで使用されるほどの高品質なヘルメットを提供しています。 スタイリッシュなデザインと豊富なカラーバリエーションが魅力的で、個性的なヘルメットを求めるライダーにも人気があります。
SUOMYのヘルメットは軽量で通気性が高く、長時間のライディングでも疲れにくいヘルメットとして評価されています。 ECE、DOTなどの国際的な安全基準を満たす製品を多くラインナップしていることも特徴です。
国内外の有名バイクヘルメットメーカー16社の特徴を紹介しました。各メーカーには独自の強みがあり、それぞれ安全性や快適性、デザイン性などさまざまな観点から選ぶことができます。 新しいヘルメットの購入を検討する際は、これらのメーカーの特徴を参考にしながら、自分のニーズに合った製品を選びましょう。
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