人気があるブランドのヘルメットは、高い金額で買い取りしているお店が多いです。
ブランドのヘルメットを高く売るコツは、ベストなタイミングを選ぶこと。
人気ランキングで上位にランクインしているブランドなら、買取査定でも高く評価される可能性が高いです。
ブランドの人気をコンスタントにチェックしておくと、売り時を見極められるでしょう。
2019年の人気ブランド第1位は、国内の老舗ブランドであるSHOEIです。
SHOEIホームページから引用
SHOEIのヘルメットは、買取店が必ずといってよいほど取り扱っている人気商品。
こちらのブランドの「X-Fourteen」シリーズなどは、中古市場でも人気モデルなので高価買取対象モデルです。
“SHOEIホームページから引用”
「X-Fourteen」のシリーズは、ロードレースの環境でも快適に装着ができるように設計されているフルフェイスのヘルメットです。
ハイスピードでも脱落しにくい工夫が凝らされており、ツーリングはもちろん、レースでも大活躍してくれます。
“SHOEIホームページから引用”
また、SHOEIでは、「GT-Air」のシリーズも人気があります。このシリーズは、アメリカで開催された「モーターサイクル・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」で賞を受賞した銘品です。
このようなSHOEIのヘルメットは、安全性や快適な装着感を追求しているのが特徴になっています。また、ライダーが走行する感動を体感できるように設計されているのも1つの特徴です。
SHOEIのヘルメットは雑誌などでも紹介されているため、ライダーの間でもよく知られています。
企業のヘルメットに採用されていること、人気ライダーの着用なども、こちらのブランドが人気を得る一因と言えるかもしれません。
SHOEIの「X-Fourteen」や「GT-Air」のヘルメットを買取に出した場合、状態がよければ買取金額にも期待が持てます。モデルによって買取相場は若干変わりますが、中古のヘルメットとしてはかなり高い金額がつく可能性があります。
2019年の人気ランキングで2位にランクインしたブランドは、Araiです。
“Araiホームページから引用”
Araiは、ヘルメットの市場では1位のSHOEIと人気を二分するブランドです。
SHOEIと同じく、買取店が必ずといってよいほど取り扱っている人気商品。
安全性にこだわって開発された「RX-7」のシリーズなどは、ライダーからも人気が高いヘルメットです。
“Araiホームページから引用”
Araiのヘルメットには、斬新なデザインのラインアップが豊富にそろっています。
スターのデザインがアクセントになっている「MAVERICK」や「HAYDEN」、インパクトのある配色が人目を引く「NAKAGAMI」などは、Araiの人気モデルの1つです。
“Araiホームページから引用”
日本の侍をモチーフにした「PEDROSA 侍 SPIRIT」のようにレアなデザインのヘルメットは、買取価格も高くなるかもしれません。
“Araiホームページから引用”
ペドロサ選手が大好きな、日本の『侍』スピリットを表現したモデルで、ファンの中では被らずに観賞用にするぐらいのグラフィックのこだわりも人気の一因です。
Araiのヘルメットは、事故の際の衝撃をかわすことを追求して設計されています。
Araiでは、あえてソフトなフォルムを取り入れることで、頭部に加わる衝撃を抑える工夫をしています。
首の周りに風を通すハイパーリブを取り入れている点などは、Araiのこだわりと言えるでしょう。Araiのヘルメットは、モデルによって買取価格が変わります。
「MAVERICK」や「HAYDEN」などのフルフェイスのモデルは、買取価格も高めです。トライアルの「V-Cross 4」はフルフェイスのモデルよりはやや買取価格が下がることが多いですが、それでもヘルメットとしては比較的高い金額で取引されています。
“OGK Kabutoホームページから引用”
2019年の人気ブランド3位は、OGK KABUTOです。
OGK KABUTOは、バイクはもちろん、サイクリング用のヘルメットも販売しています。
こちらのブランドも、デザイン性に優れるヘルメットを数多くリリースしています。
“OGK Kabutoホームページから引用”
スタイリッシュなデザインの「KAMUI-II」などは、中古品でも人気がある1品です。
OGK KABUTOの「KAMUI-II」は、走行中の装着感に優れるのが魅力になっています。このヘルメットは、ベンチレーションの効果によって内部の通気がしやすく、装着したときの不快感が少ないのがメリットです。安定性もよく、左右確認などの際にもヘルメットがぐらつきにくくなっています。
“OGK Kabutoホームページから引用”
軽さが魅力になっているのが、「RT-33」のシリーズです。このシリーズには、ロードレーサーの秋吉耕佑や酒井大作のレプリカモデルもあります。こういった有名選手のレプリカモデルは、買取価格が通常のモデルよりも高くなるケースが多いです。
ライダーはもちろんですが、選手のファンからもニーズがあるため、買取価格がいくぶんアップすることがあります。選手がニュースなどで話題になったときは、レプリカモデルのヘルメットが高く売れる1つのタイミングかもしれません。
“Dainese Japanホームページから引用”
人気ランキングの4位には、agv(エージーブイ)がランクインしました。
agvは、1947年にイタリアで誕生したブランドです。
このブランドのヘルメットは、ヴァレンティーノ・ロッシなどの有名なレーサーが使っていたことでも知られています。
“Dainese Japanホームページから引用”
agvのヘルメットには、イタリアブランドならではの特徴があります。クールで洗練されたフォルムや大胆な配色などは、国内ブランドのヘルメットと一線を画す特徴の1つです。
agvのヘルメットは、デザインもユニーク。こちらのブランドには、ブルーやイエロー、レッドなどを組み合わせた遊び心のあるデザインのヘルメットが多く見られます。ヘルメットの買取では、デザインも1つのチェックポイントです。
ヘルメットブランド・メーカの中でも世界最高峰のヘルメット PISTA GPシリーズ。
“Dainese Japanホームページから引用”
ヨーロッパの安全規格SHARPで5つ星で、最も安全性の高いヘルメットと言えるでしょう。
お値段も高額で、誰もが一度は憧れるモデル、高く売れるモデルです。
珍しいデザインのヘルメットは、高く評価されることがあります。agvのヘルメットの場合、ライダーの安全を守る「プロテクション」が1つのテーマです。
こちらのブランドでは、人体の動きを詳細にシミュレーションし、衝撃の加わり方などを研究したうえでヘルメットをデザインしています。
こういった技術は、スポーツ用のヘルメットの設計にも生かされています。agvの親会社になっているダイネーゼは、ライダースジャケットなどのウェアを発売していることでも有名です。ヘルメットとダイネーゼのライダースジャケットをセットで買取にだすと、査定価格がアップするかもしれません。
“Y’S GEARホームページから引用”
バイクヘルメットの人気ブランド5位は、日本のブランドであるY’S GEAR(YAMAHA)です。
“Y’S GEARホームページから引用”
Y’S GEARの人気シリーズが「YJ-19 ZENITH」です。システムタイプのこのシリーズは、3D CADによる解析結果をもとに開発されています。
こちらの「YJ-19 ZENITH」は、走行中の風切り音を抑え、音楽や会話を聞き取りやすくすることを1つのテーマにしています。静音設計が取り入れられており、風の音に煩わされることなく快適に走行することが可能です。長く装着していても疲れにくいことから、長距離のツーリングにも広く利用されているヘルメットです。
“Y’S GEARホームページから引用”
このシリーズは、デザインがシンプルなところも魅力になっています。やや個性的なデザインが取り入れられている「Graphic」のモデルは、洗練された雰囲気です。
YAMAHAグループのY’S GEARが発売するヘルメットは、ブランドの信頼性が高い点も人気を得る理由の1つと言えるかもしれません。
オートバイの製造、販売を手掛けるYAMAHAグループは知名度が高く、ヘルメットも人気があります。買取店でも、Y’S GEARのヘルメットは取り扱っていることが多いです。「YJ-19 ZENITH」のような人気のシリーズであれば、強化買取の対象になっている場合もあります。
以上のようなブランドのヘルメットは、買取店でも比較的高い金額がつく可能性があります。
ただ、買取価格はヘルメットの状態によっても変わるケースが多いです。
同じブランドのヘルメットでも、新品に近い品ほど高額査定されます。ヘルメットは、思いのほかデリケートです。
いろいろな機能が搭載された製品は、取り扱い方や保管方法に気を配った方が良いかもしれませんね。人気があるブランドのヘルメットは、できるだけ高く売れるような工夫をしておきたいところです。